中国お仕事日記 番外編  〜自信がない自分に自信をつける国、中国〜




自信をつける方法とか、自信がない人もそれは思い込みだから大丈夫といった情報が、
全く参考にならない。読んでも実行できない無理。

という方にもしかしたらほんの少しはちょっとだけは良いかもしれない話です。

自信のなさは、いろいろなところから由来すると思いますが、
私の場合は、幼少期に褒められなさすぎて、いや怒られすぎて、
まったく自信がない子どもで、周りを気にしすぎて超絶疲れていました。

親には、何をしても怒られる。理想を押し付けられる。
理不尽なことも、論理的な話は通じません。

そもそも親にとって私は教える側の息子であり、
反抗されることは感情的に無理なのです。

また妄想癖もあり、言ってないことを言ったはずだとか、
お前はあの友達に嫌われてるから最近遊ばないのだとか。

私は周囲に味方がほぼいない心境でした。

当時できることは、
・親の期待に応えること (そこそこ良い大学に入ること、部活で多少活躍すること)
・私の情報をできるだけ、親に言わないこと (言うと怒られる元ネタになります)
でした。

いわゆる高学歴と呼ばれている方々も、大学に入るプレッシャーをずっとかけられ、
入学したものの、そもそも自分が好きだと思うことに時間を投資してこなかった、
いやこれなかった為に、何をするべきか悩む。本当に今やってることでいいのか悩む
というのは良くあるのではとおもいます。

大学に入ると親も少し安心したのか、自由な時間が増え、
1人で旅行いったり、サークル入ったり、バイトを沢山してみたりと、
好きなことをできるようになりました。

苦労しましたが、なんとか会社にも入りました。

ただ、
周囲を気にしすぎる性格は、気遣いができると言い換えられ、
期待に応えないことへの恐怖は、努力ができると言い換えられ、
自信のなさは、優しいや謙虚と言い換えられました。

結局ずっと、自信はなく、自己肯定感はなかったのです

当時はまったく気づけなかったのですが、
結局欲しかったのは、「自分はこれでいいのだ」と思える気持ちでした。

どんなビジネス本を読もうが、自己啓発書を読もうが、
社長のインタビューをみようが、モチベーションはあがっても、
結局自信がないと何も始まらなかった。

そんな私の心の変化のきっかけになったのが、中国での仕事でした。
働いてみてわかったことですが、

長くなりましたが、ここからが本題で、

中国では、「自分はこれでいいのだ」と思わせてくれる国だと思っています。

※他の国もこういうところはあると思いますが

これはすごく大事だと思っていて、
自分の肌や身体全身全体で、自分はこれでいいのだと思えるんです

冒頭に書いたようにノウハウや方法論を読んでも、頭にしか響かない。
環境全体が自分にそう感じさせてくれないと、無理なんです。無理。

日々刺激のない毎日に何か新しいことをとか、ちょっと工夫してみようとか思うよりも
引っ越しのほうが手っ取り早かったりします。

語学勉強しようとか私は無理で、その国に住むくらいしないとダメなんです。

そして中国にいると、

日本と比べれば、大きな傾向として
・マナーは悪い。電車で大音量で映画見てる人いる、順番抜かす (自分の方がいい)
・ダサいファッション、変なTシャツ、半裸のおじさん (自分の方がいい)
・周りをほぼ気にしない (彼らを見ていると、自分も勝手に自由に振る舞っていいのだとわかる)
・仕事より家族や生活のほうが大事。仕事終わり速攻帰宅 (そう、自分の時間のほうが仕事より大事)

ここにいれば、自分てそんなに悪くないし、勝手にやってもどうせ見られてないんだからいいんだな  と気づきます。

そうすると視界が開けてきました。開けてきます。

このご飯食べるのも、ちょっと通ってみたかった習い事に行くのも、
人が着ない服を着るのも、疲れた日は仕事休んじゃうのも、
別にいいんだなと。 

それは自己肯定感と呼べるとも思いますが、
自己肯定感が自信に直結する。

「自分はこれでいいのだ」 と思うことが一番なのではと思います。
ミスをしようが、失敗しようが、変と言われようが、
まあこれが自分だし、苦手なものは苦手、と思ってるくらいがすごく気が楽なんだと思います。

ぜひ中国に数ヶ月でもいいので住んでほしい。
無理なら旅行で中国にきてほしい。

私は救われました。

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