なぜ中国人は自分のことを“宝宝(ベイビー)”と呼ぶの?




最近、大人が“幼稚化”、“子供化”する傾向があります。例えば、自分のことを“宝宝bǎo baoベイビー”、“小仙女xiǎo xiān nǚ”と呼ぶことを好みます。


この流行を理解し、友達とより楽しく付き合って行くために、特別に何人かの友達をインタビューしその実態を調査しました!

インタビュー1人目

楊さん、女性、20歳。清純派。学業も仕事も真面目で、2度奨学金を獲得しています。でもこのような完璧に思える人も、会話の中で、可愛い言葉をよく使い、自分のことを“宝宝bǎo bao”と呼びます。

Q:楊さん、よく分からないんですが、あなたのような、美しくて大人の女性が、なぜ赤ちゃんのような“宝宝bǎo bao”という呼び方を愛用しているんですか?

彼女:ははは!生活の中で“ギャップ萌え:反差萌fǎn chā méng”というのが必要だと思ったことはありませんか?普段は学業も仕事も厳しくてストレスが大きいので、ずっとこのままだと、生活が息苦しくなります。それで時には“萌萌哒 méng méng da萌え〜”の要素が必要なのです。

インタビュー2人目

莹莹、女性、20歳。人前ではとても良い子で、物分りが良く、親孝行で優しいですが、親しい友人の前では牙を剥き爪を振るう、つまりやや凶暴な一面もあります。

Q:青春時代のあなたは、どうやって“若返り”、六月一日の子供の日にこだわるのだろう?と思うかもしれませんね。

彼女:実はこの祝日に対して執着があるのではなく、この機会にこどもの日に代表されるような、無邪気で何の心配もしていなかった子供時代に戻りたいだけなのです。周囲の人と一緒に、昔を懐かしく思い出だすことで、大人になってから、中々うまくいかない生活に、ちょっとした楽しみを添えることができます。

インタビュー3人目

小雨、女性、20歳、パートナー有り。彼女は、子供の日はプレゼントをもらい、彼氏に遊びに連れて行ってもらって、SNSで自慢すると話しました。

カップルの間では、子供の日というのは、互いに自慢し合う日になっていますが、なぜそのようになったのでしょうか?

私たち一人一人の心の中には“ピーターパン”がいるので、いつまでも子供のように愛情を注がれ、それによって自分の存在価値や存在意義を感じたいという気持ちがあるのだと思います。この感情は特に女性に多くみられます。

適度な“幼稚さ”にとどめるのが望ましい

成人後は場をわきまえて“幼稚”になり、童心を表現するのが望ましいと思います。童心は子供の、無垢で天真爛漫な状態、一生懸命で好奇心旺盛な素晴らしい特質に代表され、これらはずっと大切にしたいものです。しかし、過度にそれに依存し“私はまだ赤ちゃん、ずっと構っていてほしい”というような姿勢は、“①ピーターパン症候群”になり、周囲に嫌がられる“②ジャイアントベイビー”になってしまうでしょう。

①“ピーターパン症候群”とは大人が情緒面で成熟していないことをさします。このような心理状態の大人は、外見は成長していますが、大人の世界に対応する能力がなく、責任を担うことができません。彼らは他の人が自分を愛することは当然だと考えているので、いつも受け身で、他の人に愛情を注ごうという気持ちはありません。

②“ジャイアントベイビー”は自己責任の精神や能力が欠乏しており、自分の幻想世界での生活を好むため現実世界から逃避してしまう大人を指します。彼らは常に自分を満足させることを第一にしており、周囲の人ともそれを共有したいと思っています。つまり:あなたは私と一緒にいて、私のいうことを聞いて、という考え方です。

ある人は、童心とジャイアントベイビーの境界線は他人に迷惑をかけているかそうでないかの違いだと考えています。この考え方にも一理ある思いますが、もっと重要なのは精神的に独立しているかどうかだと思います。

自分の事を“宝宝”、“小仙女”と呼び、こどもの日を過ごすのが好きであっても、仕事を真面目に行ない、自立しており、冷静に物事を考えられる能力があり、人や物事をふさわしく扱うことができる。また絵本が好き、アニメが好き、子供のように遊ぶのが好きでも、自己管理をきちんと行ない、周囲を気遣うこともできる。このような人こそ、素晴らしい子供心を持っていると言えるでしょう。

私たち一人一人が、歳月を経て何度も試練に遭うとしても、純粋な子供の頃の気持ちを忘れたくはないものです。依然として子供のように世の中を知って、好奇心を持ち、世界の美しさに気づけるようでありたいですね。

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