結婚適齢期を逃した中国女性の家族が、元彼にお金を請求した話。




知人の成都出身の中国女性Aさんから聞いた話が興味深いものでした。

Aさんはある日、弟から「賭博をしてしまってお金が足りない、だから5万元(85万円)を貸してほしい。」と言われました。

突然の申し出にAさんはびっくりしたものの、弟は賭博にハマるような性格ではない事を知っており、詳しく事情を追ってみると、どうやら弟が最近彼女と別れたらしく、その彼女の家族から10万元(170万円程)相当を賠償しろと言われていたそうです。

金額が足りなかった弟は、別の口実でお金を借りるため、姉Aさんに5万元(85万円程)を貸してほしいと助けを求めていたのです。

その彼女とは3-4年付き合い、相手は27歳、結婚は秒読みと思われていた彼女です。
中国では結婚適齢期が24歳-26歳ごろです。

ただ、そこを過ぎてしまったとはいえ、自由恋愛において、家族が弟に請求するというのは、日本生まれの私は言わずもがな、Aさんですらも理解に苦しんでいました。

ここで、”自由恋愛に金額の請求をするなんて信じられない”、そんなのは断って終わり。
だと思っていた話は、

そこで終わらず、

驚くことに、なんとAさんのおばあちゃんは、約3万元(50万円程)を支払ったそうです。

これは一般的によくある話ではないと思いますが、結果として一部金額でも支払ったという事実は、多少なりとも先方家庭の事情を受け入れたという事です。

結婚適齢期を過ぎた女性に対し、Aさん家族が理解を示したことが、
中国の結婚の重さを表した話だなと、深く心に残りました。

ちなみにAさんは30歳を過ぎて独身です。

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